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自覚症状としては、次のようなものがあります。
・顎の関節で「カクンカクン」「ジャリジャリ」「ミシミシ」音がする
・顎の関節や筋肉が痛む
・口を大きく開けられない、口が開きにくい、口を開くときにスムーズでない
(正常では開口量40~50㎜だが、30㎜以下となる)
このような症状が起こるのは、関節円板(顎関節の中のクッション)がずれてしまい、顎の関節がスムーズに動かなくなって起こることが多いのです。その結果として、筋肉のこりや炎症によって痛みが起こり、関節円板の引っかかりや痛みのために口が開けられないという病気なのです。
顎関節症は、一般的に、複数の問題が重なったときに起こる、と考えられています。たとえば、生活リズム、食習慣、全身の健康に問題があり、これに噛み癖、ストレスなどがあったり、顎の関節や筋肉が弱い、噛み合わせや姿勢が悪い、歯並びが悪い、不幸にして抜いてしまった歯を新しい歯を入れずに放置したままにした・・・などの問題がいくつか重なっているとき、あくびや硬い物を噛む、大声を出すなどのチョッとしたきっかけで起こることがあるようです。
特に「ブラキシズム」といって、上下の歯をぐっとかみしめる「くいしばり(クレンチング)」や歯をギリギリときしませる「歯ぎしり(グラインディング)」、歯をカチカチ鳴らす「タッピング」などが患者さんに多く見られ、重要な因子とされています。ただし、くいしばりは仕事に集中しているときなどに無意識のうちに行っていて、見つけにくいものです。歯ぎしりも隣に寝ている人に指摘されることがありますが、音のする歯ぎしりは20%ほどにすぎず、残りは音のしない歯ぎしりなのです。
顎関節症に、開口時の痛み、開口制限(口が大きく開けられない)、開口時の雑音(カクンカクンと音がする)などの症状が認められる場合、顎関節症と診断されます。 この他にも、肩こり、耳鳴り、頭痛など、さまざまな症状が同時に起こることもありますが、以下のように大別されます。
(1)顎関節自体の異常 顎関節は、上、下顎骨、そしてその間に介在してクッションの役目をする関節円板という靱帯から成り立っています。顎関節症の原因としてしばしばみられるのは、過度の開口、外力などにより、関節円板の位置がズレるため、下顎骨の動きが制限されたり、カクッカクッと音がしたり、痛んだりします。また、位置や動きに異常はないものの、滑膜や靱帯(円板)に損傷があり、痛みや運動障害が見られることもあります。
(2)噛み合わせの異常 噛み合わせの異常、たとえば、奥歯のむし歯や歯周病(歯そう膿漏)のためになくしたままでいると、前歯だけで噛むようになるため、下顎骨の位置異常をきたします。その結果、顎関節に負担がかかり、痛みや開口制限を生じる原因となります。
(3)筋肉の異常 歯ぎしりや歯を食いしばる習慣のある人、あるいは急に口を大きく開けすぎたりすると、口の開け閉めするときに動く筋肉(咀嚼筋)に過度の緊張が加わり、痛みが引き起こされることがあります。
さまざまな原因からさまざまな症状を引き起こす顎関節症ですから、治療法もさまざまあり、患者さんの症状にあわせて、薬物療法(痛みを鎮めたり、筋肉の緊張を柔らげたりする)、スプリント(歯型にあわせたマウスピースのようなもの)療法、開口訓練、理学療法などの治療が行われています。
比較的軽度であると診断された場合、顎にムリをかけず、生活リズム、食習慣、姿勢を正しくし、ストレスを和らげる、家庭で患者さんが行う「セルフ・ケア」と呼ぶ治療を勧めることもあります。
セルフ・ケア等だけで治らないときには、薬、スプリント、超音波療法といった保存的な治療を行います。スプリンは顎の位置と噛み合わせの改善を狙ったもので、顎の筋肉をリラックスさせ、顎の位置のアンバランスさをニュートラルな状態にすることで治療効果を期待します。
現在では重症な症例でも、外科療法や、かみ合わせ治療は不可逆的な治療のため慎重に選択されます。。 ここで説明したような症状に思い当たる方は、信頼のおける歯科医に相談されることをお勧めします。
●あごを安静にする
顎関節症では、何よりもまず「あごを安静にすること」が大切です。これだけでも症状はかなり緩和されます。なるべくやわらかい食べ物をとるようにします。例えば、やわらかめのご飯、卵、ヨーグルトなどです。そして、長くかんでいなければならないようなもの、例えば、パンの耳などのかたい部分やかたい肉類、チューイングガムなどは控えるようにします。
また、「くいしばり」をしないことも大切です。本来、上下の歯が接触するのは、物をかむときや飲み込むときだけです。上下の歯が接触しているということは、程度の差はあっても歯をかみしめていることにほかなりません。これでは、筋肉や関節はずっと働き続けていることになります。「唇を閉じ、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」ように心がけることが大切です。これは簡単で、とても効果的な方法です。このフレーズは、さまざまな本で紹介され、「TMDマントラ(顎関節症呪文)」と呼ばれています。
●口を大きく開けない
食事中や会話中には、無理に口を大きく開けないことが大事です。食べ物は一口で食べられる大きさに切るように配慮をしましょう。特に気をつけたいのは、あくびのときです。あくびをすると、筋肉や靱帯はかなり引き伸ばされることになり、負担をかけることになります。あくびをコントロールする方法としては、こぶしを下あごにあて、あくびの力に逆らって軽く押し上げると、口を開きすぎることはなくなります。手が使えないときは、あごを胸につけるようにして、あくびをしましょう。
また、歯科治療は長時間、口を開けたままの状態が続きますから、急を要する治療でなければ、なるべく避けたほうがよいでしょう。どうしても治療が必要な場合は、治療時間を短くしてもらい、5~10分ごとに口を閉じて、あごを休ませるなどの工夫をしましょう。
●温湿布や冷湿布をする(物理療法)
筋肉が慢性的に痛んだり、筋肉の緊張が強かったりする場合は、温めたタオルなどで温湿布をすると症状が緩和されます。痛みや緊張のある患部に1日数回、1回20分くらい、温湿布をすると効果的です。入浴時に、熱めのシャワーを10分くらい患部にかけてもよいでしょう。
関節に急に痛みが起こったときは、逆に冷湿布で患部を冷やします。冷やすことで痛みや腫れが軽減します。温めるか冷やすかの判断は難しい場合がありますから、歯科医の診察を受けることをお勧めします。
●マッサージをする
筋肉をマッサージすると、血行がよくなり、痛みが軽減されます。筋肉が緊張することによる頬のだるさや口を開けたときの痛み、つっぱり感があるときなどに役立ちます。マッサージは、咬筋や側頭筋を押してみて、こりを感じるところを中心に、円を描くように少し強めに(アメリカでは「オレンジの皮が引っ込むくらい」と指導しています)もみほぐすのがコツです。温湿布の後に行うと一層効果的です。
●よい姿勢を保つ
姿勢は顎関節症の人に限らず、大切なポイントです。椅子に腰をかけるときは、深く腰をかけ、背中を伸ばすようにします。長時間座るときは、巻いたタオルを腰の後ろにあてがうと、よい姿勢が保てます。同じ姿勢は長時間続けないようにし、ときどき休息をとって、全身で大きく伸びをするとよいでしょう。あごを突き出していないか、猫背になっていないか、姿勢をチェックすることも忘れないでください。
●寝るときに、うつ伏せを避ける
うつ伏せに寝ると、顎関節や首の筋肉に余分な負担がかかりやすくなります。できるだけあおむけで寝るようにしましょう。
●あごの運動を行う(運動療法)
1日に何回か、あごの運動を行いましょう。口をゆっくり開け閉めしたり、あごを側方に動かしたりします。できれば筋エクササイズもあわせて行います。ただし、関節や筋肉に強い痛みがある場合は避けて、痛みが緩和されてから少しずつ行うようにします。首や肩の筋肉がこっているときには、頭を前後左右に倒したり、肩を上げ下げして、筋肉のストレッチング(伸展)をするとよいでしょう。
●リラクゼーションを心がける
仕事や家事の合間をみて、リラクゼーションを心がけることも大事です。リラクゼーションの方法は、背もたれのある椅子に腰をかけて目をつぶり、両腕は脇にたらします。あごの筋肉から力を抜くように心がけます(自分に「力を抜く」と言い聞かせるとよいでしょう)。肩、ひじ、手首、指先と順に力を抜いていき、最後に指先が重くしびれるような感じになるまで、5~10分ぐらいかけて行います。筋肉の緊張を和らげるだけでなく、精神的にも落ち着きます。
食べ物がない状態で強い力が歯の根に加わるため、組織が引き伸ばされたり、圧迫されたりして歯の周りの組織に血流障害を起こすこともあります。痛みが出ることもあり、歯の異常な動揺を招きます。常に強い力で咬み合わせによる横揺れに歯は意外ともろいものです。顎関節への障害も心配です。
歯ぎしりについては明確な原因がまだ分かっていないのが実情です。ですから、確実な解決方法はまだありませんが、日常のストレスを発散させるためにスポーツをしたり、散歩したり、気分転換をはかることがいいと思います。それから精神面から、寝る前に「私は歯ぎしりをしない」と繰り返しいう自己暗示が効果があるといわれています。局所的治療としては、入れ歯のような形をしたナイトガードを歯の上にはめ、どこでもまんべんなく咬めるようにします。1~3カ月間経過観察で、精神的なものか、咬み合わせに原因があるのかなど、詳しく検討します。その後も長い間の観察が必要であり、人によっては他科と連係しながら治療に当たってゆくことも必要になります。
症状の程度によって異なりますが、数ヶ月はかかることが多いです。その後も、定期検診が必要となります。
とはいえ、顎関節症は治療をしないと病状が進んで手遅れになるというタチの悪い病気ではありません。顎関節症は何も治療をしなくても、いつかは症状が消えてしまうこともある疾患です。
しかし、一定の負荷がかかると、再び症状が起こる可能性があります。むやみにあごを酷使したり、負担をかけ過ぎると、顎関節症は再燃します。
「顎関節症は生活習慣病としての側面が大きい」ので、治療においては患者さんが積極的に治療に参加してセルフ・ケアを行うことが重要です。「顎関節症かもしれない」と思ったら自己判断せず歯科を受診し、適切な治療や指導を受けるべきです。
関係がある場合があります。不正なかみ方で、異常なあごの動かし方をすれば、それだけ負担がかかりあごのまわりの筋肉や神経が刺激され、その積み重ねによって肩こりの症状がでたり、頭が痛くなったりすることもあります。
1 眼精疲労・カスミ眼・視力低下
2 偏頭痛
3 耳なり・難聴
4 肩こり・腰痛・ぎっくり腰
などの心配があります。
歯の状態により異なりますので詳細な検査をしないと何回とは言えませんが多くの場合3ヶ月以内の治療期間で終わります。しかし虫歯がひどい場合や歯の神経の治療が多数ある場合などはもっとかかることがあります。一概に何回で終了するとは予測できません。
保険が適用の前歯は硬質レジン前装冠と呼ばれていて、金属の上にプラスティックを貼り付けるものです。決して悪くはないのですがプラスティックが給水するために数年で変色する場合があることと金属を裏側に使用するために透明感が出しにくいのが大きな欠点です。利点は保険適応のため安いこと、1本8000円程度のご負担となります。保険外の前歯(セラミック)は変色がなく透明感があり、患者様自身の歯の色に合わせた自然な仕上がりにすることが出来ます。
基本的には痛みが伴う治療には全て麻酔処置を行いますので心配はありません。最近の歯科の麻酔は進歩していてほぼ無痛の麻酔が可能になっています。当院では表面麻酔を行い一番細い針、電動注射器を使い、極力無痛な麻酔を心がけています。
結論から言いますとかぶせる根の部分は御自分の歯ですから、どんなに精密にあわせてもそこから虫歯になる可能性があります。しかし定期的な予防管理を受けてもらうことでリスクを大幅に減らすことが可能です。
歯の変色は、加齢によるもの、コーヒーやお茶など歯の表面から沈着するもの、薬物によるものなど色々あります。(但し、個人差があります。) ホワイトニングは、ホワイトニング材を歯の表面からしみこませ、歯の中の色素を分解させる方法です。
ホワイトニング材は厚生労働省認可の薬剤であり、アメリカでもその安全性が証明されています。また、歯そのものにも悪影響はないことが立証されています。
まれに知覚過敏(歯がしみるような症状)が起きることがありますが、使用を一時中断することにより、症状は軽減または消失します。また、人によっては治療後に軽い違和感を感じることがあるかもしれませんが、短時間ですぐに緩和します。